BBQで使う牛肉は焼き肉用？
牛肉は焼き肉でも多く使用されるため、スーパーなどでは焼き肉用の牛肉が多数並んでいます。
あらかじめカットされていますし、食べやすいサイズでちょうどいい…と、BBQ用として購入した経験がある人も多いことでしょう。
しかし、その肉で失敗した経験がある人もまた、多いのではないでしょうか。
スーパーに並んでいる焼き肉用の肉は、基本的に家庭内のコンロで調理されることを前提に切られています。
一方のBBQは炭火です。
ガスコンロと炭火では圧倒的に炭火の方が火力は強いので、薄く切られた牛肉はあっという間に焼けてしまいます。
つまり、焼いている間のおしゃべりを楽しむ暇もなく、少し目を離すと黒焦げ状態になってしまうため、あわただしさこの上ないBBQになってしまうわけです。
ですから、BBQの牛肉を準備する際には、いつもよりも厚めのものの方が特別感もあり、BBQを盛り上げてくれるでしょう。
牛肉の選び方と下準備
特別感満載でおすすめなのが、加工されていない塊肉。
塊のままの牛肉は自由自在に厚さが選べるだけでなく、あらかじめ加工されているものよりも安価に購入することができます。
ただし、塊肉を現場で切るとクーラーボックスから出したり入れたりして長時間外に出す必要が出てしまいますので、事前に切っておくといいでしょう。
ただし、塊肉は適当に切ろうと思ってもなかなか切り分けられないので、筋に沿って包丁を入れるようにするのがポイントです。
また、塊肉に限りませんが、牛肉の筋は焼くと食感が悪くなるためできるだけ取り除いておくと良いでしょう。
サーロインなどステーキにする場合は、叩いて柔らかくしておくこともおススメです。
また、BBQ初心者が牛肉を選ぶときにやりがちで気を付けなければいけない点に、霜降りがあります。
一見霜降り肉はとても魅力的に見えますが、炭火だと早く火が通りすぎて焦げてしまい、脂が落ちきって固くなるパターンが多いのです。
網で焼くなら霜降りでない牛肉を選んだ方が、結果的においしく食べることができます。
