豚肉の注意点と下準備
BBQといえば牛肉が人気ですが、豚肉も負けてはいません。
牛肉よりも安く、調理方法が多彩な点も嬉しいところです。
しかし、豚肉は牛肉よりも寄生虫などの危険性が高いため、しっかりと中まで火を通す必要があります。
BBQ初心者は、ちょっと火を通しすぎたかな?くらいまで焼いた方が良いかもしれません。
また、BBQで使う豚肉は薄切りよりも厚切りのものが多いと思われますが、筋は焼くと縮んでしまうため豚肉の筋は下準備の際に切っておきましょう。
塩コショウをしてから持っていきたい気持ちになりがちですが、塩分によって肉の水分が出てしまい、肉質が固くなってしまうのでおススメできません。
豚肉の選び方のポイントは、ピンク色に少し赤みがかった色と、光沢具合、脂身も赤身も両方弾力がある、といった点です。
ドリップが出ているものは論外ですのでできるだけ良い素材を選ぶようにしましょう。
豚肉の部位と調理
豚肉で人気の部位と言えばロースでしょう。
普段の料理にもたくさん登場しますが、BBQでも確固たる人気があります。
脂身が好きな人も、赤みが好きな人も、ちょうど良いバランスときめ細かい肉質が人気のポイントです。
筋を切らないと焼き縮みが激しい部位ですので、しっかりと切っておきましょう。
BBQにおいては肉を存分に楽しめる肩ロースも人気です。
コクがある赤身と適度な脂身で豚肉のうまみをたっぷりと味わうことができます。
ただし火が通りにくく筋も多いため、あまり厚切りにはいない方がいいでしょう。
そして炭火で焼く豚肉と言えば外せないのがスペアリブ。
骨付きの肉で、がぶりと齧り付く醍醐味があります。
長時間焼いても固くなりにくく、BBQにはもってこいの部位です。
スペアリブはその場で調理しても良いですが、あらかじめ味をつけておくのもいいでしょう。
調味料を入れたジップロックなどに、肉を付け込んだ状態でBBQ会場に持っていくと、スムーズに焼くことができます。