BBQには危険もあることをお忘れなく
BBQの醍醐味と言えば炭火ですよね。
炭火で焼いたお肉を外で食べると美味しさは格別です。
しかし、炭火は火。グリルも網ももちろん炭も、非常に高温になります。
うっかり手を触れてしまったり、転倒によってグリルを倒してしまったりすればやけどを負ってしまうでしょう。
そのような事態に備えてBBQを行う前には応急処置のやり方を学んでおきましょう。
また、やけどだけでなく包丁による切り傷などの恐れもありますから、応急処置の道具は絶対に用意しておくべきです。
やけどの応急処置の仕方
やけどはとにかく冷やすことが重要です。
できれば患部に水道水を流水で流して冷やしたいところですが、近くに水道がない場合はペットボトルの水を流しかけても構いません。
クーラーボックスの氷を使って氷水を作り、そこに患部を入れてもいいでしょう。
この際、患部に菌が入らないようにきれいな水を使うことが大切です。
適切な冷やし方をすれば痛みが和らぐだけでなく、やけどの跡も残りにくくなります。
冷やす時間はできるだけ長めに、少なくとも20分はとりたいところです。
やけどを負った直後は流水で洗い、その間に氷水を用意し、患部を浸すといった流れが最適です。
患部の感覚がなくなるくらいしっかりと冷やしてください。
また、服の上からやけどを負ったら絶対に服を脱がさず、その上から冷やすようにしてください。
服を無理やり脱がそうとしてしまうと、皮膚も一緒に剥がれてしまう可能性があります。
水ぶくれは体が患部を早く治そうとしてできたものですのでつぶしてはいけません。
つぶすと菌が入り、悪化することもあるので絆創膏などで覆っても良いでしょう。
軽いやけどはこのような応急処置で問題ありませんが、重症の場合でもやけどは痛みを感じにくいため注意が必要です。
やけどは2日経たないと本当の程度がわからないと言いますから、もし応急処置をして数日経ってもまだ痛みが残るといった場合はすぐに医師の診察を受けてください。
また、見ただけで重症とわかるようなやけどは後遺症が残りやすく危険なため救急車を呼んでも構いません。
やけどを甘く見ずに、しっかりとした応急処置が求められます。