新木場公園へお届け
上の写真をご覧いただけますか。にこやかに集合されて笑ってますけど、この笑顔になるまでの話を書こうと思います。
この日は、お台場潮風公園に午前11時に設営のお客様でした。午後10時45分ごろお客様に連絡をいれると、「今、台場駅に着きました。潮風公園ってどっちです?」「今は潮風公園の駐車場にいます。区画番号が決まっていたら教えてもらえますか。お客様が到着されてすぐバーベキューが出来るように設営しておきますので」「ハイ? 何ですか」「区画番号です」「その番号はまだです。とりあえず駐車場に行きますので待っててください。それより台場駅からその駐車場は遠いですか?」「ホテルグランパシフィックLE DAIBAの横をゆりかもめが通っていて、北駐車場がバーベキュー場から近いので北駐車場にいます。お待ちしております」「は~い、すぐ行きま~す」そんなやりとりをして約30分待ってもお客様は現れません。再度連絡を入れると「友達と待ち合わせしてダイバシティにいるんですけど…、ダイバシティからもその公園近いですか?」との答えが! 「ダイバシティとフジテレビの間に高速道路が通っていますよね。そしてその高速は東京湾の下にトンネルになっています。潮風公園はそのトンネルの上です」「分かりました。向かいま~す」。何となく不安を覚えたので、会社に連絡を入れ「万が一、潮風公園の予約を取ってない場合、(お客様を)新木場公園に向ってもいいですか」と承諾をいただいてました。お客様に会えたのが、午前11時過ぎ。「ここの公園って予約必要なの?」とおっしゃるじゃあありませんか。ありゃりゃ。
「お客様、今日は何人ですか?」「今、3人だけど、あとはスーパーで買い物してます。全員で9名」「ここは(潮風公園)事前予約が必要な公園です。今夏休み真っ最中なので、空きがなかったんですね。ご相談があります。場所を移してバーベキューをやられたらいかがですか」「?」「今から、予約がなくてもバーベキューができる公園に皆さんを連れていきます。いいですか?」「どこ? 遠いの?」「新木場駅から歩いて5分ぐらいのところに新木場公園という公園があります。都内でもバーベキューが出来る公園として人気スポットです」…実際の話のやりとりは、そんな会話のラリーではありませんでした。だってお客様、イケイケのお姉さんタイプなんですもの。上の文章はややというか、大人しすぎます。やれ「イエー」だの「オッケー!」だの「やったー!」だの口数の多い方々でした。
たまたま、この日、担当場所が1件しかなかったので、このような対応でうまくいき、お客様にも満足していただきましたが、ひや汗の1日でした。
大井ふ頭公園へお届け